過去の受賞者 令和2年八戸 令和元年山形 平成30年秋田

 令和3年度化学系学協会東北大会(郡山大会)
 ポスター賞受賞者紹介

A.無機化学/分析化学/環境化学 5件
1P005澤村瞭太(東北大院環境)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はポスター賞に選定いただき,誠にありがとうございます. 今回の発表では,配位子にラジカルを有する白金錯体の近赤外光のエネルギーを熱に変換する効果(光熱効果)に着目し, がん光熱療法への応用展開を目指した基礎検討と,がんのアクティブターゲティングを狙った新規白金錯体の合成と特性調査について紹介させていただきました. 本研究は,近赤外吸収白金錯体をベースに,よりピンポイントにがんを治療できる薬剤を合成・開発し,副作用の少ない温和ながん治療を提供するだけでなく, その先の健康長寿社会の実現に貢献するものとして,大変意義深いものと考えます. 最後に,研究全体のご指導・ご助言を賜りました指導教員の壹岐伸彦教授,細胞実験に関して多くのご協力をいただきました 東北大学大学院工学研究科 珠玖仁教授,伊野浩介准教授,また本研究に関わってくださった多くの方々に深く御礼申し上げます.
■希望進路:研究職(大学・研究機関・企業を問わず)
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:外因性金属錯体の生体との相互作用,金属錯体の医療分野への応用,機能性の配位高分子を用いたドラッグデリバリー
■指導教員名:壹岐 伸彦 教授
■研究室名(高校生は部活名など):壹岐研究室
■研究室HP(URL):https://ikilab.wixsite.com/site
1P012劉涵宇(東北大多元研)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、令和3年度化学系学協会東北大会のポスター賞に選定いただき,誠にありがとうございます。 本研究では、イオンドーピングとソルボサーマル手法により、性能の良い近赤外線吸収材料(タングステン亜酸化物)の合成に成功しました。 同時に、優れた光透過性を持つPDMSフィルムを作製し、温度上昇シミュレーション実験でフィルムの実用性を検証しました。 今後は、より優れた近赤外線吸収能力を備えた材料を開発し、フィルムの光透過率を向上させることを目指していきたいと思います。 最後に、ご指導頂きました殷先生、朝倉先生(現早稲田大学)、長谷川先生を始めとする先生方、研究室の同期や先輩方に深く感謝致します。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:光触媒反応、無機半導体材料
■指導教員名:殷 澍 教授
■研究室名(高校生は部活名など):東北大学多元物質科学研究所 環境無機材料化学研究分野(殷研究室)
■研究室HP(URL):http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/yin/
1P021早坂光平(東北大院理)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はポスター賞にご選出頂きありがとうございます。 本研究ではシリル–NHCキレート配位子をもつ鉄およびルテニウム錯体が、ニトリルの二重ヒドロホウ素化反応の高活性な触媒となることを見出しました。 今後は、触媒機構の詳細の解明を行うとともに、より高難度の不活性結合を活性化できるような触媒の開発に向けて引き続き研究に邁進していきたいと思っております。 最後に、本研究を行うにあたりご指導頂きました橋本久子教授、小室貴士講師、長田浩一助教をはじめ、研究室の同期や先輩方に深く感謝致します。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:3d遷移金属錯体を触媒として用いた小分子活性化
■指導教員名:橋本 久子 教授
■研究室名(高校生は部活名など):無機化学研究室
■研究室HP(URL):https://www.tohokuinorgchem.com
2P007長澤瞭佑(東北大院理)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は名誉あるポスター賞に選んでいただき大変光栄に思っております。 本研究ではRNA結合性小分子の新規探索システムの構築を目指して、そこで用いられる蛍光指示薬の大規模なRNA親和性情報の取得に成功しました。 さらにその親和性情報を基に蛍光指示薬競合置換アッセイによって実際にRNA結合性小分子を探索することに成功しました。 最後にたくさんのご指導を頂いた永次先生、鬼塚先生、共同研究先である京都大学の齊藤先生、小松博士、宮下さん、 実験を進める上でお世話になった小澤さんや永次研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:博士後期課程へ進学
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:ケモインフォマティクス
■指導教員名:永次史 教授、鬼塚和光 准教授
■研究室名(高校生は部活名など):永次研究室
■研究室HP(URL):http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nagatsugi/html/
2P020西原周佑(東北大院理)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はポスター賞に選出していただき誠にありがとうございます。 π共役系で連結された二核錯体に不飽和ケイ素を導入した錯体は未だ研究例が少なく, 非常に興味深い化合物です。 今回私は新たにアントラセンをスペーサーとしたタングステンシリレン二核錯体の合成を行いました。 その錯体の紫外可視吸収スペクトル及びDFT計算から既存の錯体よりもHOMO-LUMO gapが低下しているということを明らかにしました。 今後さらにこれらの錯体の特性を研究して新しい知見が得られるように励んでいきます。 最後にご指導いただきました橋本久子先生, 長田浩一先生, 小室貴士先生をはじめ研究室の同期や先輩方に深く感謝いたします。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:π共役系スペーサーで連結された二核錯体の特性
■指導教員名:橋本 久子 教授
■研究室名(高校生は部活名など):無機化学研究室
■研究室HP(URL):https://www.tohokuinorgchem.com
B.物理化学 3件
1P035佐藤亮太(山形大院理工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、物理化学部門にてポスター賞に選出頂き、誠に有難う御座います。 本研究は、次世代LEDデバイスの発光源として注目される「ペロブスカイト量子ドット」をターゲットに、 その実用化を鑑みた「狭い範囲での発光波長制御」にフォーカスした内容となっております。 具体的には、結晶の格子歪みを効果的に利用した混成軌道の制御により、精緻なバンドギャップの制御を達成し、 1 nmオーダーでの極めて狭い範囲での発光波長制御を実現致しました。 本知見は、次世代ディスプレイ向けの色域規格「BT.2020」で要求される理想的な発光波長を達成できるだけではなく、 色変換フィルムやX線シンチレーター等のピンポイントでの発光波長が求められるアプリケーションに対しても極めて有用と考えております。 最後に、本発表にあたり、ご指導頂きました増原陽人教授をはじめ、研究室の皆さま、並びに本研究に携わって頂いた多くの方々に、深く感謝申し上げます。
■希望進路:研究機関
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:他分野では御座いますが、計算化学に興味を持っております。結晶の格子状態・結合力等を可視化し、自身の研究に一層の厚みを持たせたいです。
■指導教員名:増原 陽人 教授
■研究室名(高校生は部活名など):増原研究室
■研究室HP(URL):http://masuhara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/wp/
1P036笠原遥太郎(東北大院工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はこのような賞を頂き、誠にありがとうございます。 本研究では、機能性拡張π電子系化合物であるヘキサデヒドロトリベンゾ[12]アヌレン([12]DBA)骨格を基盤とした、分子性ガラス材料の創製に成功しました。 また、ガラスという分子集合構造によって、凝集状態における孤立分子様の発光が誘起されたことを見出しました。 今後は、DBAのダイナミックな中間相や錯形成をもとにした機能発現を目指して研究します。 最後になりましたが、芥川先生・武田先生をはじめ指導してくださった教員の方々、ディスカッションおよびサンプル提供をしていただいた阪大の久木一朗先生に御礼を申し上げます。
■希望進路:博士課程進学
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:三重結合には大きな夢があります。例えば、DBAの三重結合ユニットは環の内側に向いたπ電子雲を実現するので、平面6配位錯体やサンドイッチ錯体を形成します。 また、高エネルギーを有する三重結合を配列し、重合および炭化させることで、規則的なポリマーおよびナノカーボン構造を構築することが研究されています。 これらの電子構造やエネルギーを生かすことで、様々な機能を開拓できることが期待できます。ドクター進学後は含三重結合化合物を究め、新機能材料創製に邁進したいと思います。
■指導教員名:芥川 智行 教授、武田 貴志 助教
■研究室名(高校生は部活名など):芥川研究室
■研究室HP(URL):http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/akutagawa/html/Homepage2010/index-j.html
2P033阿部陽(東北大院薬)
C.有機化学 9件
1P052武田陸(東北大院薬)
1P066佐藤太一(山形大院有機)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は令和3年度化学系学協会東北大会においてポスター賞に選定いただき、誠にありがとうございます。 本発表では、ハロゲン–ハロゲン相互作用による分子配向制御の一般化をコンセプトとしたモノハロゲン化チエノアセン系有機半導体材料について発表しました。 本研究では、ハロゲン原子の種類によって結晶構造が変化することを見出し、分子配向制御に有意であることが分かりました。 そのため、ハロゲン原子の導入による会合状態の制御は有機半導体材料の分子設計における新たな指針になると考えております。 本研究を遂行するにあたり、指導して下さった研究室の先輩方や同期、研究に携わって頂いた多くの方々に深く御礼申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:有機化学
■指導教員名:片桐 洋史 教授
■研究室名(高校生は部活名など):片桐研究室
■研究室HP(URL):http://katagiri.yz.yamagata-u.ac.jp/KatagiriGroup/Home.html
1P067広実隆行(東北大院理)
1P070丸岡清隆(東北大多元研)
2P042山崎あかり(信州大院総合理工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は令和3年度化学系学協会東北大会のポスター賞に選定いただき、誠にありがとうございます。 本研究で合成したナフト[1,2-a]アズレン誘導体は、酸性溶液中でのみ発光を示し、また置換基の導入位置による発光挙動の変化が観測されました。 さらに、カチオンの形成によって無機酸である塩酸にも溶解し、析出した塩酸塩は固体発光を示すことが明らかとなりました。 今回の発表でいただいた貴重なご意見をもとに、医療分野や有機電子材料等への応用可能な縮環アズレンの創成を目指して、今後も一層研究に邁進して参ります。 ご指導いただきました庄子先生を始め、研究室の皆様、また本研究に携わって頂いた全ての方々に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている准事柄など:有機光化学
■指導教員名:庄子 卓 准教授
■研究室名(高校生は部活名など):有機化学第一研究室(庄子研究室)
■研究室HP(URL):https://shinshuscienceorgc.wixsite.com/organicchemistrylab1
2P059森井一樹(山形大院有機)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度、このような賞を頂くことが出来て大変嬉しく思います。本研究では、ドナーとアクセプターをX字型に配置したπ共役系分子を合成し、極めて高い蛍光量子収率やアニオン会合能、EL特性を明らかにしてきました。 特に、アニオンとの会合体形成によって光学特性を変調させることができることから、今後は、物性を用途に応じて自在に変調できる材料の開発を目指していきます。 最後に、本研究に関して沢山のご指導やご助力をいただきました指導教員である山門陵平先生をはじめ、岡田修司先生、本研究の基盤を築いていただいた山家敬弘さん、鍋田寛之さん、本研究に携わっていただいたすべての方々に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている准事柄など:光電子材料、有機EL
■指導教員名:山門 陵平 助教
■研究室名(高校生は部活名など):岡田・山門研究室
■研究室HP(URL):http://okada-lab.yz.yamagata-u.ac.jp
2P062柴田暁貴(東北大多元研)
2P069小川敦也(東北大院工)
2P070柳村海希(岩手大院理工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、令和3年度化学系学協会東北大会において、ポスター賞を賜り大変光栄に思っております。 本研究では実験的パラメータと計算的パラメータを機械学習で解析する事により、ホスフィン配位子の電子的性質を予測するシステムの構築を目指しました。 現在までに特定のホスフィン配位子において機械学習による電子的性質の予測が可能であることを示すことができたため、 今後はより広範囲のホスフィン配位子に適用できるよう研究していきたいと考えています。 私は来年から医薬品のプロセス合成に関わる仕事に就くため、今回の実験や計算化学の経験を活かし、より効率的な医薬品合成に貢献できるよう、精進して参ります。 最後に、ご指導いただきました指導教官の是永敏伸先生をはじめ、共同研究先の山中克久先生、計算のご助言を下さった吉田尚恵先生ならびに本研究に携わって頂いた多くの方々に心より御礼申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:機械学習の有機化学への応用、不斉有機触媒
■指導教員名:是永 敏伸 教授
■研究室名(高校生は部活名など):是永研究室(有機精密合成化学研究室)
■研究室HP(URL):http://www.chem.iwate-u.ac.jp/labo_web/org_synthesis/HP/index.html
D.化学工学 2件  
1P090増田美空(東北大院工)
2P084豊川茉那(日大工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はポスター賞に選出していただき、大変光栄に思います。 本研究では、イミダゾリウム系イオン液体である[mmim][Me2PO4]: 1,3-dimethylimidazolium dimethylphosphateと[bmim][TFSA]: 1-buthyl-3-methylimidazolium bis(trifluoromethanesulfonyl)amideを全組成範囲で混合し、 密度・粘度・ガラス転移温度を測定し、密度・粘度とガラス転移温度の関連性を明らかにすることを目的に研究を行いました。 得られた密度データは二次多項式、粘度データはArrhenius式及びVogel-Fulcher-Tamman式、ガラス転移温度はGordon-Taylor式で相関し、実験データの温度依存性などについて検討しました。 今回、前任者とは異なる新たな系でのガラス転移温度を測定しましたが、前任者の測定系では下に凸の温度依存性だったのに対し、上に凸の挙動を示しました。 現段階では、温度依存性の違いに及ぼす要因がはっきり分かっていないため、なぜそうなったのか?を明らかにしていく予定です。 今後、イオン液体の粘度に大きく差のある系でのデータを蓄積するとともに、相関式での解析を進め、ガラス転移温度と粘度との関連性を明らかにしていきたいと考えています。 最後に、本研究を実施するにあたってご指導くださった児玉大輔先生、横山千昭先生、研究室の先輩方に深く御礼申し上げます。
■希望進路:大学院進学
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:イオン液体
■指導教員名:児玉 大輔 准教授、横山 千昭 上席研究員
■研究室名(高校生は部活名など):環境化学工学研究室
■研究室HP(URL):http://ch.ce.nihon-u.ac.jp/kako/index.htm
E.高分子化学/繊維化学 6件
1P096植田佳世(山形大院有機)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は令和3年度、化学系学協会東北大会におけるポスター賞に選んでいただき、ありがとうございます。 本発表では光散乱測定や固有粘度測定などを用い、溶媒中におけるポリ乳酸のD,L体ランダム共重合体の分子鎖形態を明らかにしました。 研究に関する多くのご指導をして下さった川口正剛教授、菊地守也技官を始めとする企業の方々、研究室の同期や先輩方、他にも研究に携わってくれた多くの方々に深く御礼申し上げます。
■希望進路:化学系企業
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:
■指導教員名:川口正剛 教授
■研究室名(高校生は部活名など):川口研究室
■研究室HP(URL):http://kawaguchi.yz.yamagata-u.ac.jp
1P101高橋駿太(岩手大院理工)
1P102渡辺和樹(岩手大院理工)
1P112吉田直輝(東北大院工)
1P113野部祥太郎(山形大院有機)
2P088今野雅大(秋田大院理工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、令和3年度化学系学協会東北大会において、ポスター賞を賜り大変光栄に思っております。 本発表では、全身性エリテマトーデス治療の第一選択薬として用いられているヒドロキシクロロキン(HCQ)の免疫調節の作用機序解明を目指し、新規HCQ標的タンパク質の探索と、同定した標的タンパク質とHCQ間の相互作用解析について報告しました。 現在までに、標的タンパク質の組換え体を用いた蛍光スペクトル実験により、HCQの標的タンパク質に対する結合定数を求めることに成功しています。 今後は、HCQと標的タンパク質複合体のX線結晶構造解析を行うことで、HCQと標的タンパク質間の相互作用様式を分子レベルで明らかにしたいと考えています。 最後に、本研究に関して沢山のご指導、ご助力をいただきました指導教員である松村洋寿先生、尾高雅文先生、並びに研究室の皆様に心より御礼申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:ドラッグデリバリーシステム
■指導教員名:松村 洋寿 准教授
■研究室名(高校生は部活名など):生物分子科学研究室(松村研究室)
■研究室HP(URL):https://www.gipc.akita-u.ac.jp/~biomolsci/
F.材料化学 4件
1P116斎藤隆明(山形大工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、材料化学部門にてポスター賞に選出頂き、誠に有難う御座います。 本研究は、クリーンで高効率な発電装置として注目を集めている、固体高分子形燃料電池への応用を指向した、新規弱酸性電解質膜の作製に関する研究になります。 現行の電解質膜は、高プロトン伝導度を有する一方で、超強酸性を示すため電極部へ白金触媒の使用が避けられず、高価格化の要因となっておりました。 そこで、当研究室では、弱酸性高分子を用いながらも高プロトン伝導度を有する電解質膜の開発を行うことで、耐酸性の低い安価な白金代替触媒の使用が可能となり、 低価格化を実現し、普及拡大に寄与出来ると考えております。 最後に、多くのご指導・ご助言を頂きました指導教官の増原陽人先生、共同研究に携わって頂きました東北大学多元物質化学研究所の有田稔彦先生、 並びに本研究に携わって頂いた多くの方に深く御礼申し上げます。
■希望進路:大学院進学
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:燃料電池だけでなく、金属空気電池やリチウムイオン電池にも興味を持っております。私の研究テーマの対抗馬となるエネルギーデバイスについて知ることで、自分自身の研究に生かせる多くの情報を得られると考えております。
■指導教員名:増原 陽人 教授
■研究室名(高校生は部活名など):増原研究室
■研究室HP(URL):http://masuhara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/wp/
1P121佐藤雅也(岩手大院理工)
2P115赤沼玲奈(秋田大院理工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、令和3年度化学系学協会東北大会のポスター賞を頂戴し、大変光栄に存じます。 本研究では層状ペロブスカイト型化合物の層間をシリカで架橋した層間架橋体を無機種、第四級アンモニウムイオンを有機種とした有機無機複合体が塩基触媒活性を示すことを発表しました。 今後は有機種の選定が有機無機複合体の構造や塩基触媒活性に与える影響について明らかにしたいと考えております。 ご指導いただきました加藤純雄先生、小笠原正剛先生、齊藤寛治先生をはじめ研究室の皆様、本研究に携わって頂いた全ての方々に心より御礼申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:層間架橋化合物、酸塩基両機能性触媒
■指導教員名:加藤純雄 教授、小笠原正剛 准教授
■研究室名(高校生は部活名など):無機材料化学研究室
2P116谷田恵太(東北大多元研)
G.電気化学 1件
2P133吉岡輝紀(東北大院工)
H.化学教育 1件
2P135安部莉陽人、加藤脩杜、髙橋颯一、中川一生、山内健太(仙台三高)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はポスター賞をいただくことができてとてもうれしく思います。 本研究は職人が作る製法を紐解き、素人でも小町紅を作ることを可能にしました。 また作品を作ることで視覚的に成果を表現することができました。
■希望進路:大学進学です。
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:有機化学です。
■指導教員名:菅原 佑介 教諭
■研究室名(高校生は部活名など):自然科学部化学班
Copyright © The Tohoku Branch of the Chemical Society of Japan. All rights reserved.