過去の受賞者 令和3年郡山 令和2年八戸 令和元年山形 平成30年秋田

 令和4年度化学系学協会東北大会(盛岡大会)
 ポスター賞受賞者紹介


A.無機化学/分析化学/環境化学 6件
1P004 下村亘(東北大院環境)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、ポスター賞という名誉ある賞を賜り大変光栄に感じております。 また私の発表を聞いてくださった皆様、本当にありがとうございました。 本研究では、廃電子基板のリサイクルにおいて忌避物質となる臭素をNaOH/エチレングリコール溶液を用いた湿式法により除去する技術プロセス開発に取り組んでいます。 効率的な脱臭素を行うために、塩基や溶媒等様々なパラメータを変化させその最適条件を調査しました。 今後は、技術プロセスのスケールアップも見据えて脱臭素率の向上や効率的な金属と樹脂の分離も目指したいと考えています。 最後に本研究を行うにあたり、ご指導していただいた吉岡先生をはじめ、齋藤先生、熊谷先生、亀田先生、研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:環境化学
■指導教員名:吉岡敏明 教授
■研究室名(高校生は部活名など):吉岡研究室
■研究室HP(URL):http://www.che.tohoku.ac.jp/~env/
1P013 田村千尋(福島大院理工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は令和4年度化学系学協会東北大会のポスター賞に選出いただき、大変光栄に思っております。 発表を聴いてくださった皆様、誠にありがとうございました。 本研究では、次世代型太陽電池である「色素増感太陽電池」の変換効率向上を目指し、色素分子となるルテニウム錯体の設計を行ってきました。 色素分子の電子状態は光電変換効率に大きく影響することが知られています。 今回の研究より、軸配位子のピリジン上に種々の置換基を導入することで、色素分子の電子状態が調整可能になることを見出しました。 また、ヒドロキシ基を導入すると、特異的な挙動を示すことが明らかとなりました。 今後は電子状態の最適化を踏まえて、実際に電子注入効率等の検討を行い、より高効率な色素増感太陽電池の開発に取り組みたいと考えております。 最後に、本発表を行うにあたりご指導いただきました指導教員である大山大教授をはじめ、協力してくださったすべての皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:錯体に導入したカテコール部位に起因するDTCT(Dye to TiO2 Charge Transfer)の発現、光化学反応
■指導教員名:大山 大 教授
■研究室名(高校生は部活名など):物質創成研究室
■研究室HP(URL):https://www.sss.fukushima-u.ac.jp/~daio/index.html
1P020 神尚太(岩手大院理工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、令和4年度化学系学協会東北大会においてポスター賞に選出していただき大変光栄に思っております。 本研究では、次世代高周波対応めっき部材として注目されているフッ素樹脂への金属めっき方法について検討した結果、フッ素樹脂の表面平滑性を維持したまま高密着強度の金属めっきを形成することができました。 今後は、接合界面の分析を中心とした金属めっきの接合メカニズムの解明を目指します。 最後に、ご指導いただきました平原英俊先生、桑静先生、會澤純雄先生そして平原研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:微生物によるプラスチックの分解
■指導教員名:平原英俊 教授、桑静 准教授、會澤純雄 准教授
■研究室名(高校生は部活名など):無機材料化学研究室
■研究室HP(URL):http://www.chem.iwate-u.ac.jp/labo_web/inorg_material/index.html
2P008 半谷泰生(東北大院環境)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、名誉あるポスター賞に選出していただき大変光栄に思っております。 私は、太陽電池と蛍光体を組み合わせることで、そのエネルギー変換効率向上に期待できる近赤外発光を示す蛍光体に着目した研究をおこなっております。 そして本発表ではGd2MoO6:Bi,Ybという近紫外光励起下で近赤外発光を示す新規ナノ蛍光体の合成およびその蛍光特性に関するを発表いたしました。 今後は、この蛍光体の発光特性を詳細に調査することで発光機構の解明を目指し研究に励んでいく所存です。 本研究に対して多くのアドバイス、助力を頂きました指導教員である長谷川先生、殷先生、そしてNIMSの中西様、武田様、本研究に協力してくださったすべての方々に深く感謝申し上げます。
■希望進路:博士課程進学
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:蛍光体のガスセンシング応用
■指導教員名:長谷川拓哉 講師、殷シュウ 教授
■研究室名(高校生は部活名など):殷研究室
■研究室HP(URL):http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/yin/
2P009 佐藤さつき(日大院工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はポスター賞に選出いただき、誠にありがとうございます。私の研究室では,食品廃棄物に含まれている有用成分を抽出する際の定量方法としてラマン分光法を用いてきました。 この研究では,タマネギ外皮中に含まれるポリフェノール類のケルセチンとその配糖体であるルチンの同時定量をラマン分光法と多変量解析を使って行いました。 これまでの研究では,1つのラマンピーク強度を定量に使っていましたが,このような構造類似化合物では,ほぼ同じスペクトルを示すので,単一のピークだと定量が困難であるため,多変量解析を用いました。 今後は,他の食品廃棄物にもこの方法を適応してみたいと思っています。 最後に、本研究を遂行するにあたり指導してくださった沼田靖教授をはじめ、研究室の皆さま、研究に携わって頂いた全ての方々に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:環境分析化学
■指導教員名:沼田 靖 教授
■研究室名(高校生は部活名など):環境照射化学研究室
■研究室HP(URL):http://ch.ce.nihon-u.ac.jp/~numata/index.html
2P022 下田陽南(秋田大院理工)
B.物理化学 2件
1P028 小柴拓実(東北大理)
2P031 佐藤敦史(東北大院工)
C.有機化学 7件
1P045 岡本岳(岩手大院理工)
1P051 深川寛太(東北大院薬)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はポスター賞にご選出頂きありがとうございます。 本研究では、イリジウム-ホウ素結合による協同的なC-H結合活性化に着目し、単純炭化水素に対する多段階の分子変換を指向した錯体開発を目的としています。 これまで合成した配位子ついて、ベンゼンの脱水素ホウ素化反応に触媒活性を示すことを見出しました。 今後も配位子のデザイン変更やホウ素源、錯体前駆体の選択について引き続き検討を行っていくことで、最終目標である単純炭化水素類の直截的なカップリング反応に取り組みます。 最後になりますが、ご指導いただきました先生方や研究室のメンバー、ならびに本研究にご協力いただきましたすべての方々に心より感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:有機化学
■指導教員名:土井 隆行 教授
■研究室名(高校生は部活名など):反応制御化学分野
■研究室HP(URL):http://www.pharm.tohoku.ac.jp/~hannou/
1P055 桑原和貴(東北大多元研)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、名誉あるポスター賞に選出していただき大変光栄に思っております。本研究では、核酸貫通構造体を形成可能な環状核酸の合成簡便化とその形成メカニズムの解明を目指して研究を進めてきました。 その中で、簡便に合成可能な環状核酸が標的RNAと効率的に擬ロタキサンを形成すること、さらに速度論的な評価からその貫通方向の制御が可能であることを見出しました。 また、本法による擬ロタキサン形成と酵素的ライゲーションを組み合わせることによってRNA-DNAカテナンの形成にも成功しました。 今後は、これら新規環状核酸の特長を、ケミカルバイオロジー分野や超分子化学分野など様々な分野に活かしていくことを考えています。 最後に、ご指導いただきました永次教授、鬼塚准教授をはじめ永次研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:インターロック分子
■指導教員名: 永次 史 教授、鬼塚 和光 准教授
■研究室名(高校生は部活名など):永次研究室
■研究室HP(URL):http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nagatsugi/html/
2P034 佐藤大幹(山形大院有機)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は令和4年度化学系学協会東北大会においてポスター賞に選定いただき、誠にありがとうございます。 本発表では、スルホニルアニリン位置異性体を合成し、それらの分子構造と光学特性相関について調査することでpush-pull系の体系的な理解と光学特性チューニングが可能な有機蛍光色素の開発について発表しました。 今回の発表は、自身が初めてとなる対面の学会であり緊張しましたが、多くの方々とのディスカッションを通じて本研究の今後の課題が明確となりました。 今後の研究もより一層精進して取り組みたいと思います。最後に本発表にあたり、ご指導頂きました片桐洋史教授をはじめ、研究室の皆様、研究に携わって頂いた多くの方々に深く御礼申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:有機化学
■指導教員名: 片桐 洋史 教授
■研究室名(高校生は部活名など):片桐研究室
■研究室HP(URL):http://katagiri.yz.yamagata-u.ac.jp/KatagiriGroup/Home.html
2P046 山口翔(東北大院理)
2P051 齋藤友理(東北大院薬)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、令和4年度化学系学協会東北大会において、ポスター賞を賜り大変光栄に感じております。 本研究では、配位子の設計・開発による、コバルト・ルイス酸協働触媒系におけるN-ヘテロアレーン類のサイト選択的なC–H官能基化反応の開発に取り組みました。 安価で取り扱い容易なコバルト触媒を用いて、アレーン類をサイト選択的に修飾することは合成化学において有意義だといえます。 今後は更なる配位子設計により、コバルト・ルイス酸協働触媒系を用いた自在なアレーン類の修飾を目指します。 最後に、本研究を実施するにあたりご指導いただいきました、吉戒直彦先生、菊池隼先生に深く御礼申し上げます。 運よく吉戒先生のもとで研究を行う機会をいただき、更にはこのような賞を頂戴しましたこと、誠に嬉しく感じております。
■希望進路:就職
■指導教員名: 吉戒 直彦 教授、菊池 隼 助教
■研究室名(高校生は部活名など):分子設計化学分野
■研究室HP(URL):http://www.pharm.tohoku.ac.jp/~sekkei/
2P062 岩田遼平(東北大院理)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はポスター賞に選出いただき誠にありがとうございます。 本研究では、RNA親和性情報を保持した新規蛍光指示薬の創製に成功し、さらにそれを用いた競合置換アッセイにより、新規RNA結合小分子を見出すことができました。 今後は蛍光指示薬のさらなる応用に取り組み、RNA標的創薬やケミカルバイオロジーに貢献する機能分子創製を目指したいと考えております。 最後に、多大なご指導を頂きました永次先生、鬼塚先生、長澤さんをはじめ、研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:計算化学・分子モデリング
■指導教員名: 永次 史 教授、鬼塚 和光 准教授
■研究室名(高校生は部活名など):永次研究室
■研究室HP(URL):http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nagatsugi/html/
D.化学工学 3件  
1P071 市原真子(山形大院理工)
1P073 藤島健介(東北大院工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はポスター賞という名誉ある賞をいただき、大変光栄に思っております。 私の発表を聞いていただいた皆様、本当にありがとうございました。 本研究ではアニオン性蛍光プローブを用いて、カチオン性ポリマーナノ粒子の表面荷電状態の評価を行うことを目的としました。 現在までにアニオン性蛍光プローブを用いた実験結果から、粒子の表面電荷密度を評価する手法は確立しつつあるため、今後はこの評価手法を用いてカチオン性ポリマーナノ粒子の抗菌性に寄与する因子の特定を進めていきたいと考えております。 本研究を次世代へと紡いでいき、この粒子がいつか世界で当たり前のように抗菌性材料として使われる未来を楽しみにしています。 本研究を行うにあたって、指導していただいた先生方や研究室のメンバー、また支えていただいたすべての方々に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:抗菌性ナノ粒子
■指導教員名: 菅恵嗣 准教授、渡部花奈子 助教、長尾大輔 教授
■研究室名(高校生は部活名など):プロセス要素工学講座 材料プロセス工学分野(長尾研究室)
■研究室HP(URL):https://www.che.tohoku.ac.jp/~mpe/
2P073 成田稜(弘前大地域戦略研)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): 小麦の製粉時に発生する小麦ふすまは大半が未利用ですが、その中には様々な用途展開が可能なケイ皮酸誘導体のフェルラ酸という物質が含まれています。 この物質の抽出には従来NaOH水溶液が用いられていましたが、抽出効率は同等に保ちつつも、抽出液の中和に必要な酸量を大幅に削減したり、抽出液の粘性を1/80に抑えたりできる新たな分解試薬を見出しました。 この物質は非常に安価であり、大規模工業化も可能な点がアピールポイントです。
■希望進路:メーカーの研究職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:貴金属8元素合金が水の電気分解における水素発生において、5元素合金の4倍以上の活性を示したこと。
■指導教員名:吉田 曉弘 准教授
■研究室名(高校生は部活名など):エネルギー変換工学研究室
■研究室HP(URL):https://www.iri.hirosaki-u.ac.jp/sections/sustainableenergy/energyconversionengineering/yoshida-akihiro
E.高分子化学/繊維化学 3件
1P090 西條未来(岩手大理工)
2P075 山本真大(日大院工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はポスター賞という名誉ある賞をいただき、大変光栄に思っております。 また、研究発表を聞いていただいた皆様、本当にありがとうございました。 本研究では、ペプチドを表面に修飾したポリマーナノ粒子を作製し、骨選択的な薬物送達システムの開発を目的としました。 現在までに、ポリマーナノ粒子表面のPEG鎖末端に酸性ペプチドを修飾することで、貪食細胞への取り込みが抑制されHAP(骨基質)への親和性が高まることを明らかにしてきました。 今後は、ポリマーナノ粒子の中に薬物を封入し、骨選択的な薬物送達システムの確立を目指していこうと考えております。 最終的には、私の研究が骨腫瘍や骨粗鬆症などの骨疾患に対する治療薬に応用されることを願い、日々研究に精進したいと考えます。 最後に、本研究を行うにあたって、ご指導していただきました石原務教授をはじめ生体材料工学研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:DDSによる骨ターゲティングシステムの開発
■指導教員名: 石原務 教授
■研究室名(高校生は部活名など):生体材料工学研究室
■研究室HP(URL):http://ch.ce.nihon-u.ac.jp/~ishihara/index.html
2P085 菊地真魚(山形大院理工)
F.材料化学 4件
1P092 千田知香(岩手大院理工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、令和4年度化学系学協会東北大会においてポスター賞に選定いただき誠にありがとうございます。 本研究では、層状複水酸化物 (LDH) を触媒前駆体として用いたカーボンナノチューブ (CNT) の合成を行っております。 今回の発表では、Co含有LDHの組成を変えて調製し、CNTの触媒前駆体としての応用を目的としました。 結果として、均一沈殿法を用いることで粒径の大きいCo-Al, Co-Mg-Al LDHの合成が可能となり、触媒前駆体として用いることで、多量のCNTの合成に成功しました。 今後は、LDHの触媒前駆体化メカニズムの解明や、結晶性の高いCNT合成に向けたCNT合成条件の最適化を目指します。 最後に、本研究に対し多大なご指導いただいた會澤純雄先生、桑静先生、平原英俊先生、研究室の皆様に感謝申し上げます。
■希望進路:博士課程進学
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:無機材料、炭素材料、計算化学
■指導教員名:會澤純雄 准教授、桑静 准教授、平原英俊 教授
■研究室名(高校生は部活名など):無機材料化学研究室
■研究室HP(URL):http://www.chem.iwate-u.ac.jp/labo_web/inorg_material/index.html
1P101 工藤さくら(岩手大院総合)
2P095 松尾兆優(山形大工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は、材料化学部門にてポスター賞に選出頂き、誠に有難うございます。 本研究は、従来の歯科修復材料の課題を解決する、新規歯科修復材料に関する研究になります。 現在歯科修復材料として広く普及している材料は、生体親和性、審美生、強度等で課題がございます。 この課題に対し私は、ハイドロキシアパタイト、セルロースナノ結晶、キトサンの複合化により、高機械的強度と再石灰化能力を有する複合材料の作製に成功し、新規歯科修復材料として有望であることを明らかに致しました。 最後に、ご指導・ご助言を頂きました指導教員である増原陽人教授と東北大多元研の有田稔彦助教、並びに本研究に携わって頂いた多くの方々に深く御礼申し上げます。
■希望進路:大学院進学
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:高分子化学
■指導教員名: 増原 陽人 教授
■研究室名(高校生は部活名など):増原研究室
■研究室HP(URL):hhttp://masuhara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/wp/
2P101 内田憲利(山形大院理工)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度はポスター賞に選出していただき、大変光栄に思っております。 本研究は全固体電池のキーマテリアルである固体電解質材料のイオン伝導度向上を目的としております。 具体的にはヨウ化銀と銀オキソ酸塩化合物を対象として室温で超イオン伝導性が発現するメカニズム解明を目指してきました。 研究の結果、添加する銀オキソ酸塩によってイオン伝導性が発現する種類としない種類があることを明らかにしました。 さらに室温で高いイオン伝導性を示したヨウ化銀-銀オキソ酸塩化合物はイオン伝導性が向上する際の熱挙動が同じであることを見出しました。 今後は今まで行ってきたXRDやDTAといった解析だけでなく、研究室にない測定技術であるNMRなどの新たな解析手法を外部から取り入れることによって多角的にメカニズム解明を行っていくことを考えております。 最後に、本研究を行うにあたって指導していただいた先生方や支援をいただいたすべての皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:研究機関
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:NMRやエネルギー状態計算に興味を持っております。これらの分野を現在の研究と組み合わせることで、メカニズム解明をより深めることができると思っております。
■指導教員名: 松嶋 雄太 教授
■研究室名(高校生は部活名など):松嶋研究室
■研究室HP(URL):http://mat-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/
G.電気化学 3件
1P113 佐藤覚仁(東北大院環境)
■受賞者コメント(受賞した研究のアピールポイントなど): この度は令和4年度化学系学協会東北大会のポスター賞に選定いただき、誠にありがとうございます。 本研究では、ルチル型TiO2のエピタキシャル薄膜の作製と、410 nm紫外線下におけるTiO2薄膜の光触媒能を電気化学顕微鏡によってナノスケールにて可視化しました。 今後は、アナターゼ型などの他の結晶構造やヘテロ構造体を作製し同様に光触媒能を解析し、さらなる機能性の向上を目指します。 最後に、本発表にあたり、ご指導頂きました珠玖仁教授をはじめ、研究室の皆さま、並びに本研究に携わって頂いた多くの方々に、深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職
■今現在、化学で興味を持っている事柄など:光触媒
■指導教員名:珠玖 仁 教授
■研究室名(高校生は部活名など):珠玖研究室
■研究室HP(URL):https://www.che.tohoku.ac.jp/~est/
1P114 佐々木颯斗(岩手大院理工)
2P114 原柊斗(岩手大院理工)
H.化学教育 1件
2P127 木島沙椰(山形東高校)
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