令和5年度化学系学協会東北大会および日本化学会東北支部80周年記念国際会議(仙台大会) ポスター賞受賞者紹介
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RSC journal Awards for Best Poster 10件 |
【Dalton Transactions】2P024 Hung Pei-Hsuan (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度はRSCジャーナル賞に選出していただき誠にありがとうございます。
このことを励みにして、さらに目標に向かって精進したいと考えています。
本発表では、水溶性タンタル化合物とフッ化アンモニウムから(NH4)3Ta(O2)2F4を合成し、それを熱分解することでのタンタル酸フッ化物の合成を目的としました。
結果として、タンタル酸フッ化物が単一相で得られ、助触媒を担持することで光触媒的な水分解が安定に進行することを見いだしました。
今後は,さらなる高活性化と新規酸フッ化物材料の開発を目指していきます。
最後に、この研究を進める上でご指導いただいた加藤英樹教授、吉野隼矢助教をはじめ、ご協力いただいた皆様に心から感謝申し上げます。
■希望進路:就職 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:新しい合成方法を駆使した新規物質の開発 ■指導教員名:加藤 英樹 教授 ■研究室名:加藤研究室 ■研究室HP:https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kato/html/index.html |
【Lab on a Chip】1P001 Masahiro Okada (Tohoku University) |
【Green Chemistry】1P027 Kohei Ishida (Akita University) |
【PCCP】1P044 Ren Shibuya (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度は、RSC journal Awards for Best Poster に選出していただき、大変光栄に思っております。
本研究では、「液-液相分離」と呼ばれる現象によって細胞内に過渡的に生じる液滴である「ストレス顆粒」を、ラマンイメージングを用いて観察し、その内部環境を定量的に明らかにすることを目指しました。
近赤外蛍光イメージングとラマンイメージングを組み合わせることにより、通常の明視野画像では見えないストレス顆粒のラマンイメージングを初めて達成し、スペクトルデータからその内部の化学組成および周囲の分子夾雑環境との関連性を明らかにすることができました。
今後は本手法をさらに発展させ、液-液相分離と疾患との関連を追跡していきたいと考えております。
最後に、本研究を実施するにあたってご指導いただきました指導教官の中林孝和先生をはじめ、梶本真司先生、田原進也先生、研究室の皆様並びに本研究に携わっていただいた多くの方々に心より御礼申し上げます。
■希望進路:博士課程進学 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:液-液相分離 ■指導教員名:中林孝和 教授、梶本真司 准教授、田原進也 助教 ■研究室名:生物構造化学分野 ■研究室HP:https://www.tohoku-biostructchem.com/ |
【Organic & Biomolecular Chemistry】1P100 Sota Komagata (Tohoku University) |
【Reaction Chemistry & Engineering】2P120 MasatakaOno (Tohoku University) |
【Polymer Chemistry】2P122 Ryoko Hosaka (Tohoku University) |
【Biomaterials Science】1P180 Ryosuke Yaginuma (Nihon University) |
■受賞者コメント:
この度はこのような名誉ある賞をいただき、大変光栄に思っております。
本発表では、タンパク質に化学修飾を施すことで有用性や利便性を高め、高い薬理効果を発揮する新規のバイオ医薬品の開発を試みました。
具体的には、活性酸素の一種(スーパーオキシドアニオン)を消去するタンパク質であるスーパーオキシドジスムターゼ(SOD)に着目し、長鎖脂肪酸やペプチドを修飾し、SOD誘導体を合成しました。
得られたSODの細胞への取り込みと酵素活性を解析することで、医薬品としての可能性を評価しました。
現在は、新たな修飾物を使用し、より高い薬理効果を示すSOD誘導体の開発を目指しています。
最後に、本研究を行うにあたって、ご指導していただきました石原務教授をはじめ研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:DDS、タンパク質医薬品、化学修飾タンパク質 ■指導教員名:石原 務 教授 ■研究室名:生体材料工学研究室 ■研究室HP:http://ch.ce.nihon-u.ac.jp/~ishihara/index.html |
【Materials Horizons】2P152 Hiroto Shimizu (Yamagata University) |
■受賞者コメント:
この度は、材料化学部門にてポスター賞に選出いただき、誠に有難うございます。
本研究では、ハンセンの溶解度パラメーターを用いることで、有機溶媒におけるPeQDsの分散挙動を示す指標を確立致しました。
また、その指標を作製プロセスの再設計に反映することで、72.6%と、先行研究と比較しても、極めて高い回収率を達成いたしました。
最後に、ご指導・ご助言を頂きました指導教員である増原陽人教授と、先輩方をはじめとする本研究に携わっていただいた多くの方々に深く御礼申し上げます。
■希望進路:大学院博士前期課程進学 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:ナノ材料工学 ■指導教員名:増原 陽人 教授 ■研究室名:増原研究室 ■研究室HP:https://masuhara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/ |
【Inorganic Chemistry Frontiers】2P173 Akiko Yoshida (Tohoku University) |
A.無機化学/分析化学/環境化学 8件 |
1P004 Yuto Kusunoki (Fukushima University) |
■受賞者コメント:
この度は,優秀ポスター賞に選出いただき大変光栄に感じております。
本研究では,曇点温度(相転移温度)を有し,曇点抽出法に利用されているベタイン界面活性剤の親水基構造を変化させ,曇点温度や臨界ミセル濃度(CMC)に与える効果を検討しました。
本研究の結果より,第四級アンモニウム側鎖長が相分離現象に大きな効果を与えていることが明らかとなりました。
今後は,これまでに合成した界面活性剤を用いて曇点抽出を行い,ベタイン界面活性剤の親水基構造が抽出挙動に与える影響について検討したいと考えております。
最後に,本研究を行うにあたりご指導いただきました高貝慶隆教授をはじめ,研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:検討中 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:分析化学・界面化学 ■指導教員名:高貝慶隆 教授 ■研究室名:分析化学研究室 ■研究室HP:https://takagai-lab.com/ |
1P012 Suzuka Noda (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度は,名誉ある令和5年度化学系学協会東北大会および日本化学会東北支部80周年記念国際会議(仙台大会)のポスター賞に選出していただき、大変光栄でございます。
発表を聴いてくださった皆様、ありがとうございました。私は蛍光体の結晶構造、特に層状構造に着目し、その発光特性について研究を行っております。
そして本研究では、白色LEDの演色性向上のために期待されている赤色蛍光体の発光特性を、結晶構造に粒子形態の観点を加えた内容を報告いたしました。
今後は、取り扱う物質を増やしながら、結晶構造と発光特性の関係について知見を深めることができるように研究に励んでいく所存です。
最後に、本研究を行うにあたりご指導いただきました指導教員である先生方や、殷研究室のメンバーまた支えていただいた全ての方々に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:結晶構造と発光特性の関係 ■指導教員名:長谷川拓哉 講師、殷シュウ 教授、大川采久 助教 ■研究室名:殷研究室 ■研究室HP:http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/yin/ |
2P007 Kenshin Yoshida (Yamagata University) |
■受賞者コメント:
この度は、無機化学部門にてポスター賞に選出いただき、誠に有難うございます。
本研究では、赤色発光ペロブスカイト量子ドットの既存の室温合成法であるLARP法とは異なる反応を利用することで、高性能な赤色発光ペロブスカイト量子ドットの作製に成功いたしました。
さらに、作製したペロブスカイト量子ドットを用いることで、量子ドットディスプレイを指向したカラーフィルムとLEDデバイスの作製にも成功し、本研究で確立した新規室温合成法の有用性を明らかにいたしました。
最後に、ご指導・ご助言を頂きました指導教員である増原陽人教授と、先輩方をはじめとする本研究に携わっていただいた多くの方々に深く御礼申し上げます。
■希望進路:大学院博士後期課程進学 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:ナノ材料工学 ■指導教員名:増原陽人 教授 ■研究室名:増原研究室 ■研究室HP:https://masuhara-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/ |
2P011 Masaki Kajiwara (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度はこのような名誉ある賞を頂き、誠にありがとうございます。
これを励みに、また目標に向かって邁進したいと思います。
本発表では、ポリオキソメタレート(POM)の一種であるヘキサモリブデートの官能基変換と、光触媒への応用について報告致しました。
今後は反応条件の最適化や、新規POM触媒の開発を目指す予定です。
最後に、本研究を行うにあたりご指導頂きました橋本久子教授、小室貴士講師、長田浩一助教をはじめ、研究室の同期や先輩方に深く感謝致します。
■希望進路:就職 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:POMを用いた光触媒反応 ■指導教員名:橋本久子 教授、長田浩一 助教、小室貴士 講師 ■研究室名:無機化学研究室 ■研究室HP:https://www.tohokuinorgchem.com |
2P016 Kohei Ohama (Tohoku University) |
2P019 Yusuke Nakabayashi (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度は令和5年度化学系学協会東北大会ポスター賞に選出いただき、大変光栄に思っております。
発表を聞いてくださった皆様、誠にありがとうございました。
本研究では、放射線検出器の一つであるシンチレーション検出器の性能の良否を大きく左右するシンチレータの蛍光及びシンチレーション特性についての報告を行いました。
高いシンチレーション収率を実現するため、アルカリ金属の相違によるエネルギー移動効率の差異を調査し、高いエネルギー移動効率を呈するアルカリ金属を明らかにしました。
今後は、本研究で得られた結果・考察を踏まえて、さらなるシンチレーション収率の向上を目指していきます。
最後に、本研究を行うにあたりご指導いただきました指導教員である浅井先生をはじめ、研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:シンチレーション機構におけるエネルギー移動効率 ■指導教員名:浅井圭介 教授、越水正典 教授、藤本裕 准教授、川本弘樹 助教 ■研究室名:浅井研究室 ■研究室HP:http://www.che.tohoku.ac.jp/~qpc/ |
2P026 Liu Qingshan (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度はポスター賞に選出していただき誠にありがとうございます。
これまで、600 nmまでの可視光を吸収する銅リチウムチタン酸化物が還元剤を用いた水素生成に活性を示すことは報告されていましたが、可視光水分解系への適用はできていませんでした。
本研究では、銅リチウムチタン酸化物に酸化クロムや貴金属助触媒を修飾することで、バナジン酸ビスマス酸素生成光触媒とCo錯体電子伝達剤と組み合わせたZスキーム型可視光水分解を達成しました。
今後は、銅リチウムチタン酸化物の表面修飾の改善を行い、活性と安定性のさらなる向上を目指していきます。最後に、本研究にご協力いただいた皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:太陽光を利用可能な光触媒による水分解 ■指導教員名:加藤 英樹 教授、吉野 隼矢 助教 ■研究室名:加藤研究室 ■研究室HP:https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/kato/html/index.html |
2P029 Qiuyu Cheng (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
The Excellent Poster Award is the first award I have received during my doctoral studies.
I feel so honored and it greatly encourages me to continue my research.
First of all, thank you very much for listening to my presentation.
In this research, we are developing solution-assisted synthesis of YMnO3-based pigments. It is expected to reduce the particle size and expand its application range.
Finally, I would like to express my sincere and deep gratitude to my adviser Prof.
Shu YIN as the supervisor in my research for his guidance, assistance, and encouragement.
I also would like to thank Ayahisa OKAWA sensei, Takuya HASEGAWA sensei, and everyone in the lab for their help during my research.
■希望進路:Completion of doctoral studies ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:Pearlescent pigment ■指導教員名:Shu YIN 教授 ■研究室名:Yin Lab ■研究室HP:https://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/yin/ |
B.物理化学 6件 |
1P032 Kohei Chiba (Nihon University) |
1P041 Kiyo Fukase (Yamagata University) |
1P047 Kyohei Akiho (Yamagata University) |
2P041 Naoto Oishi (Yamagata University) |
2P043 Toshiya Endo (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度は令和5年度化学系学協会東北大会のポスター賞にご選出いただき,誠にありがとうございます.発表を聴いてくださった皆様に心から感謝申し上げます.
本研究では,放射線照射により色調が変化するラジオクロミズムを利用した線量計材料の開発を行いました.
今後は,より実用条件に即した材料開発を目標とし,組成検討による高感度化等を進めていきたいと思います.
最後に,本研究を行うにあたりご指導いただきました,先生方や研究室のメンバー,ならびに本研究に携わっていただいた多くの方々に心より御礼申し上げます.
■希望進路:就職 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:放射線化学 ■指導教員名:浅井圭介 教授、越水正典 教授、藤本裕 准教授、川本弘樹 助教 ■研究室名:浅井研究室 ■研究室HP:http://www.che.tohoku.ac.jp/~qpc/ |
2P207 Chisato Sato (Tohoku University) |
C.有機化学 14件 |
1P051 Soma Shimizu (Tohoku University) |
1P059 Ben Liu (Tohoku University) |
1P067 Kento Tsukiji (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度は、令和5年度化学系学協会東北大会においてポスター賞にご選出いただき、大変光栄に思っております。
本研究では、シクロプロパノール由来の新規活性種「エノール化ホモエノラート」を利用した、シクロプロペンのヒドロキシアリル化反応を開発しました。
本反応は、NHC触媒が有機亜鉛種活性化する稀有な反応系であり、良好な立体選択性で生成物を与えます。
今後、亜鉛–NHC系を発展させ、これまで困難であった化合物群の網羅的不斉合成に着手しようと考えています。
最後に、本研究を行うにあたりご指導いただきました吉戒直彦教授、金本和也助教をはじめとする研究室の皆様に心より感謝申し上げます。
■希望進路:博士課程進学 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:光化学 ■指導教員名:吉戒直彦 教授,金本和也 助教 ■研究室名:分子設計化学分野 ■研究室HP:http://www.pharm.tohoku.ac.jp/~sekkei/ |
1P071 Masaki Iwata (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度は令和5年度の化学系学協会東北大会においてポスター賞に選定して頂き,大変光栄に感じております.
本研究ではペプチドN末端でのアゾメチンイリド発生を鍵とする銀触媒[3+2]環化付加反応によって,ペプチドに対して,ペプチドから容易に発生可能な求電子剤であるデヒドロアラニンを,N末端に選択的に連結させる手法の開発に取り組みました.
本反応はペプチドを原料として,単離が煩雑なイミンを単離することなく,ワンポットでペプチド同士の連結反応を行うことに成功しました.
今後は反応基質を長鎖のペプチドへと伸長することで,オリゴペプチド同士の連結反応や環状ペプチド合成など実用的なペプチドカップリングへと展開したいと考えております.
最後に本研究を行うにあたって,ご指導を頂きました吉戒直彦先生,金本和也先生に深く感謝申し上げます.
■希望進路:進学 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:超原子価ヨウ素試薬を用いたペプチド修飾 ■指導教員名:吉戒直彦 教授,金本和也 助教 ■研究室名:分子設計化学分野 ■研究室HP:http://www.pharm.tohoku.ac.jp/~sekkei/ |
1P076 Zen Iwasaki (Tohoku University) |
1P083 Kazuki Yonemitsu (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度は令和5年度化学系学協会東北大会のポスター賞に選出いただき、大変光栄に思っております。
発表を聞いてくださった皆様、誠にありがとうございました。
本研究では、その構造化学的特性と、生物活性の両側面から注目を集めているペプチド天然物Surfactin C1の全合成を達成しました。
今後は合成したSurfactin C1の生物活性評価を行っていくとともに、種々類縁体の合成を行い構造活性相関研究へと繋げていきます。
末筆ではございますが、ご指導いただきました先生方や研究室のメンバー、ならびに本研究にご協力いただきましたすべての方々に心より感謝申し上げます。
■希望進路:就職 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:有機合成化学、天然物化学 ■指導教員名:土井 隆行 教授 ■研究室名:反応制御化学研究室 ■研究室HP:http://www.pharm.tohoku.ac.jp/~hannou/ |
1P111 Daigo Ninomiya (Tohoku University) |
2P057 Yutaro Hatano (Tohoku University) |
2P062 Arisa Kawamori (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度は、令和5年度化学系学協会東北大会においてポスター賞に選定いただき、誠にありがとうございます。
本発表では、薬理活性の精密制御を可能とする新たな光化学的方法論の開発について発表しました。
具体的には、独自に開発した光誘起型環化反応によって抗がん性化合物を与える前駆体を設計・合成し、光刺激によってそれらの活性を細胞レベルで制御することに成功しました。
今後、さらなる検討を行うことで、副作用の強い薬を安全に使うための基盤技術として開発を目指したいと考えています。
最後に、本研究を行うにあたって、ご指導頂きました永次史教授、岡村秀紀助教をはじめ、研究室の皆様に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:プロドラッグ ■指導教員名:永次 史 教授、岡村 秀紀 助教 ■研究室名:永次研究室 ■研究室HP:http://www2.tagen.tohoku.ac.jp/lab/nagatsugi/html/ |
2P073 Hugo Alberto Salazar Gómez (Tohoku University) |
2P075 Keitaro Watanabe (Tohoku University) |
2P077 Kanta Shimotai (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度は、化学系学協会東北大会ポスター賞に選出していただきありがとうございます。
当研究室ではこれまでに複合ブレンステッド塩基を用いた有機分子へのCO2固定化反応を開発してきました。
本研究では、それ自体が比較的酸性度の低い炭素-水素結合を活性化し、かつ一炭素源となるようなカルボキシル化剤の探索と利用について報告しました。
非常に取り扱いやすい試薬なので多くの方に使っていただけるように研究を発展させていきたいと思います。
今回の受賞に際してご指導いただいた、重野先生、笹本先生を始めとして、研究活動を進めるためにご助力頂いた皆様に感謝申し上げます。
今回の受賞を励みに今後もより一層精進して参ります。
■希望進路:検討中 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:二酸化炭素利用 ■指導教員名:重野真徳 准教授 ■研究室名:分子変換化学分野 ■研究室HP:http://www.pharm.tohoku.ac.jp/~henkan/lab/henkan_top.html |
2P086 Kotaro Sato (Yamagata University) |
■受賞者コメント:
この度は、令和5年度化学系学協会東北大会においてポスター賞を賜り、大変光栄に思っております。
本研究では、イオン結合、水素結合やπ-πスタッキンングなど様々な分子間相互作用を用いてπ共役系化学種から成る多成分結晶を作製し、その形成条件や結晶構造について明らかにしました。
また、複数の構成成分を固体状態で混ぜ合わせることにより、構成成分間の電荷移動相互作用に基づく結晶状態や吸収波長の変化も見いだしました。
有機結晶材料は、同様の分子でも結晶構造様式が異なるだけで性質が変化する非常に繊細なものであり、十分な研究が進められていない分野でもあるので、自身の研究が今後、新規材料の創生に繋がることを願っています。
最後に、本研究に関しての沢山のご指導いただきました岡田先生、山門先生を始め、研究室の皆様、また本研究に携わって頂いた全ての方々に深く感謝申し上げます。
■希望進路:就職 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:有機結晶 ■指導教員名:岡田修司 教授 ■研究室名:岡田・山門研究室 ■研究室HP:http://okada-lab.yz.yamagata-u.ac.jp/ |
2P095 Yuki Inoue (Tohoku University) |
D.化学工学 6件 |
1P125 Daiki Oba, 1P144 Hinano Mori, 1P151 Takashi Furukawa (Tohoku University) |
■受賞者コメント:
この度は、令和5年度化学系学協会東北大会および日本化学会東北支部80周年記念国際会議において名誉あるポスター賞を賜り大変光栄です。
また、研究発表を聞いていただき意見交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
私たちの研究室では粒子合成のプロセスやその粒径や形態によって変化する粒子の材料機能に着目して日々研究に励んでいます。
簡単ではございますが各々より受賞コメントを述べさせていただきます。 (大庭・写真左 )私の研究では、メソポーラスシリカ粒子の細孔サイズがtRNA吸着量に及ぼす影響について発表しました。 発表本番では、粒子合成や吸着機構について意見交換を行いました。 その中で様々な視点から助言を受けるとともに、わかりやすい等の好評もいただき自信を持つことができました。 今後は細孔サイズを予測可能な溶媒条件の関数を提案およびtRNAの吸着機構の解明に向けて日々の実験および解析に取り組んで参ります。 (森・写真中央)私の研究では、組成の異なるキュービック相脂質ナノ粒子(cubosome)を調製し、粒径や剪断応答特性に影響を与える重要な因子である粒子界面の極性評価を行いました。 発表を聞きに来てくださった方々から自身とは異なる視点からのご意見をいただき、大変刺激を受けました。 今後は薬剤輸送担体としてcubosomeを応用することを目指し、薬剤を内包したcubosomeの調製および評価を本格的に行ってまいります。 (古川・写真右)私の研究では、金ナノ粒子へのシリカ被覆において、溶媒条件や界面活性剤濃度を変えることでシェル厚を制御した研究について発表いたしました。 当日の発表では国内外の大学の学生との意見交換を通じ、非常に貴重な体験をすることができました。今後は合成した粒子を用いて光学材料への応用に向けた検討に取り組んでいきます。 最後に、本発表にあたり丁寧にご指導いただいたスタッフに加え、本研究にご協力いただいた研究室の皆様に心より感謝申し上げます。 ■希望進路:就職(共通) ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:DDSナノキャリア(大庭)。粒子の自己集積(古川)。脂質ナノ粒子(森) ■指導教員名:長尾大輔 教授、菅恵嗣 准教授、渡部花奈子 助教、Tom Welling 助教 ■研究室名:プロセス要素工学講座 材料プロセス工学分野(長尾研究室) ■研究室HP:https://www.che.tohoku.ac.jp/~mpe/ |
1P132 Chinatsu Yoshida (Tohoku University) |
1P147 Yu Su (Tohoku University) |
1P153 Ikumi Kato (Tohoku University) |
E.高分子化学/繊維化学 6件 |
1P160 Hirotsugu Miyakawa (Yamagata University) |
1P170 Reina Shinohe (Yamagata University) |
1P182 Koki Onoda (Tohoku University) |
2P128 Naoki Yoshida (Tohoku University) |
2P131 Mao Kikuchi (Yamagata University) |
2P135 Mizuki Ohke (Yamagata University) |
F.材料化学 6件 |
1P183 Chika Chida (Iwate University) |
■受賞者コメント:
この度は、令和5年度化学系学協会東北大会および日本化学会東北支部80周年記念国際会議においてポスター賞に選定いただき、大変光栄です。
また、研究発表を聞いていただき、意見交換をしてくださった皆様、本当にありがとうございました。
本研究は、層状複水酸化物 (LDH) を触媒前駆体として用いたカーボンナノチューブ (CNT) の合成を目的とし、本発表では、Co含有LDHの触媒化メカニズムについて検討を行いました。
結果として、CNT合成時の還元処理過程において、Co-LDHから金属Co微粒子の形成が明らかとなり、このCo微粒子がCNTの触媒として作用すると考えられます。
今後はこのLDH触媒前駆体を用いた高結晶かつ高効率なCNTの合成を目的とし実験を進めていきます。
最後に、本研究を行うにあたって、ご指導いただきました研究室の先生方やメンバーならびに共同研究者である一関高専の木村先生、産総研のDON先生に感謝申し上げます。
■希望進路: ■今現在、化学で興味を持っている事柄など:粘土材料、層状化合物、遷移金属触媒 ■指導教員名:會澤純雄 准教授、桑静 准教授、平原英俊 教授 ■研究室名:無機材料化学研究室 ■研究室HP:http://www.chem.iwate-u.ac.jp/labo/inorganic/inorg-material-chem.html |
1P192 Tian Xia (Tohoku University) |
1P198 Wei Cheng (Tohoku University) |
2P158 Yo Hishinuma (Tohoku University) |
2P160 Shohei Wada (Tohoku University) |
2P164 Masahiro Tominaga (Tohoku University) |
G.電気化学 3件 |
2P175 Hikaru Sutou (Iwate University) |
2P180 Shiori Kawasaki (Tohoku University) |
2P185 Tensho Nakamura (Yamagata University) |
H.化学教育 3件 |
2P196 ⼤島優花, ⼩野⼼寧, ⾵間ゆう(仙台一高) |
■受賞者コメント:
この度は、令和5年度日本化学系協会東北大会のポスター賞に選出いただき、誠にありがとうございます。
私たちはカタツムリの殻が持つ防汚性に注目し、その防汚性を活かしつつ、やわらかさを保つ材料の作製をめざしました。
今後も研究を重ね、より優れた材料の開発に努めていきたいと思います。
最後に、本研究にご協力いただいた、東北大学大学院工学研究科の西澤松彦教授、阿部博弥助教、及びすべての皆様に感謝申し上げます。
■希望進路:進学 ■今現在、化学で興味を持っている事柄など: ■指導教員名:西澤 松彦教授、阿部 博弥助教(東北大学大学院工学研究科)、湯口 弘樹先生(仙台第一) ■部活名:生物部 ■研究室HP:https://sendai1.myswan.ed.jp/ |
2P200 ⼤場誠也(仙台三高) |
2P202 中村奏良(八戸工大二高) |